東京学芸大学附属 竹早小学校
多様な授業にフレキシブルに対応できる拡張性と導入しやすいコストを両立した新たな学習空間のスタンダードを構築
普通教室では体験できない情報共有空間
「ICTを活用し学校を丸ごと社会に開かれたものへと変えよう」という東京学芸大学様のプロジェクトの一環として誕生した「SUGOI(すごい)部屋」。
教室前方にSmartInfill(スマートインフィル)を設置。SmartInfillには大型全面ホワイトボードが備えつけられ、「ホワイトボード」+「プロジェクターの投影面」として機能し、投影した画面にホワイトボードマーカーで書き込むこともできます。画面は異なる2画面と、横長の大きな1画面での投影が可能で、ワイヤレス画像投影システムにより、パソコンやタブレットの画面をケーブルに接続することなく投影することができます。
このような環境の整備により、例えば総合的な学習で「海外と日本の関係を探る」という課題が出た際、従来であれば本やインターネットで調べる方法が主流だったが、SUGOI部屋の環境下であれば現地と教室をオンラインでつなぎ、現地の小学生と大画面で交流することが可能となりました。
他にも社会の授業では、農業について事前学習をした後、オンラインで実際の農家の方とつながるなど、よりリアルで情報量のある学習活動を提供することができ、従来の普通教室では難しかった様々な学習体験を実現することができます。
新しい時代の学びを実現する空間を目指して
「SUGOI部屋」は納入時の環境が完成形ではなく新しいICT機器やソフト、家具等をどんどんとアップデートしていくことを前提に作られていてSmartInfillに備わった溝構造を利用することで、大規模工事をせずに新しいデバイスの取り付けを容易に行うことができるようになっています。
現在も細かいアップデートを繰り返しながら、これからの教室環境のスタンダードを模索し続けています。



