平成28年に町内4つの中学校の統合の後、通学環境平準化を目的として町の中心部に令和6年に移転新築しました。オール山梨県産構造材で建築した県内屈指の大規模木造校舎であり、自然との調和がもたらす木造ならではの落ち着いた雰囲気の、やさしい木の香りと温かみに包まれた学び舎です。
身延山久遠寺より樹齢約100年の杉丸太材と間伐材を寄付いただき、丸太材は校舎のシンボルの木の香ホールや玄関昇降口、間伐材は内装仕上げ材に採用。大階段のガラスには西島和紙が挟み込まれ、紗綾型模様がきれいに浮かびあがっています。
地元木材を生徒が身近に感じることで町や校舎に愛着を持ってもらえるような「皆が誇りを持てる、みのぶにしかない特別な学び舎」です。
(設計者・写真提供:株式会社馬場設計 撮影協力:新井隆弘、GlassEye Inc./海老原一己)
身延町立身延中学校山梨県身延町
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