調達から生産、販売まで一元管理を実現し、業務プロセス最適化と製造業務のPDCAサイクル確立をご支援します。食品、化成品などプロセス型製造業向けの製販一体型統合パッケージです。
※導入システムの最新バージョンです
トレーサビリティシステム導入事例
三州製菓株式会社 様

トレーサビリティシステムの構築を実現。
業種 | 米菓製造販売業 |
---|---|
対象業務 | 販売・生産・トレーサビリティ |
導入システム | 食品カクテル |
課題&導入効果
お客様のニーズが食の安全性に急速にシフト。
「安心・安全」の 確保。
スーパーカクテルによる トレーサビリティシステムを構築。
パートナー企業・日本オフィスメーションとの連携でシステムを開発・構築。
前段としてロット管理を導入。
トレーサビリティに対応。製造記録からの原材料ロット・仕入先や原材料からの出荷商品ロット・得意先を追跡可能に。
日々の管理の進展。投入間違いの防止、先入れ先出し管理の徹底。
安心・安全への従業員の意識がさらに向上。
導入前の状況
食品の安全性に対する、
お客様の要望と社会の要請に応えることが課題。

三州製菓様では、年に2回、顧客満足調査を実施している。その結果から、ここ数年、お客様のニーズが食品の安全性へと急速にシフトしてきていることがわかり、安心・安全の重要性を再認識することになった。
「当社がいまもっとも重視し、戦略上の第一目標としているのが『安心・安全』の確保。これは、お客様の要望であり、時代・社会の要請でもある」と話すのは斉之平(さいのひら)伸一社長。その戦略達成の要となる戦術として、トレーサビリティシステムの構築に踏み出すことになった。
同社では、数年前からスーパーカクテルを導入。毎日変化する受注情報を迅速・的確に生産に結びつけ、得意先への翌日出荷(卸店を介さず店舗に直接販売)のほか、在庫の削減、小ロット多品種生産を実現しており、トレーサビリティは次のステップに位置づけられた。
またすでに、賞味期限管理も実施。トレーサビリティシステム構築の必須条件となるロット管理の導入や、手書きによるロットごとの製造記録作成など、次のステップに向けた下地を着々と整えていた。
「当社がいまもっとも重視し、戦略上の第一目標としているのが『安心・安全』の確保。これは、お客様の要望であり、時代・社会の要請でもある」と話すのは斉之平(さいのひら)伸一社長。その戦略達成の要となる戦術として、トレーサビリティシステムの構築に踏み出すことになった。
同社では、数年前からスーパーカクテルを導入。毎日変化する受注情報を迅速・的確に生産に結びつけ、得意先への翌日出荷(卸店を介さず店舗に直接販売)のほか、在庫の削減、小ロット多品種生産を実現しており、トレーサビリティは次のステップに位置づけられた。
またすでに、賞味期限管理も実施。トレーサビリティシステム構築の必須条件となるロット管理の導入や、手書きによるロットごとの製造記録作成など、次のステップに向けた下地を着々と整えていた。
システム選定のポイント
内田洋行パートナー企業と連携し、
2年をかけてシステムを開発・構築。

三州製菓様がトレーサビリティシステムの導入を検討し始めたのは、3年ほど前。当時はまだ中堅企業向けのパッケージがなかったという。そこでまず、ITコーディネータのアドバイスを受けながら、システムの企画に着手。「ベンダーさんの言いなりになることなく、過不足のないシステムにしたかった」(総務部・宮下隆信ゼネラルマネージャー)ことが理由だ。1年後、ベンダー数社にシステム開発を打診。検討を重ねた後、スーパーカクテルを選定し、トレーサビリティシステムの開発がスタートした。
スーパーカクテル選定の最大の理由は、「食品業向けのシステムとして、もっともよくできていた」(宮下ゼネラルマネージャー)点だ。ロット管理のための機能の柔軟性なども評価された。加えて、これまで長年にわたってスーパーカクテルを利用してきたこと、そのなかでシステムの構築・運用を担当する日本オフィスメーションの実績と三州製菓様の業務を熟知している点が高く評価されたことも、大きな決定要因となった。 こうしてシステム企画に着手してからほぼ2年が経過した2006年春、トレーサビリティシステムが稼動を開始した。
スーパーカクテル選定の最大の理由は、「食品業向けのシステムとして、もっともよくできていた」(宮下ゼネラルマネージャー)点だ。ロット管理のための機能の柔軟性なども評価された。加えて、これまで長年にわたってスーパーカクテルを利用してきたこと、そのなかでシステムの構築・運用を担当する日本オフィスメーションの実績と三州製菓様の業務を熟知している点が高く評価されたことも、大きな決定要因となった。 こうしてシステム企画に着手してからほぼ2年が経過した2006年春、トレーサビリティシステムが稼動を開始した。
導入効果
トレーサビリティ実現とともに、
先入れ先出し管理など日々の管理も徹底。


製造記号から入庫ロット・仕入先が追跡可能。
トレーサビリティシステムの構築により、出荷商品の製造記録から製造ロットがわかり、使用原材料の入庫ロット・仕入先が追跡できるようになった。逆に、原材料の入庫ロットから、製造した商品の製造ロットと出荷先も特定可能。問題のあった商品に使われた原材料や、その同じ原材料で製造した商品の出荷先などを瞬時に把握でき、速やかに対応できる。これによりお客様や得意先の安心感・信頼感が大きく高まった。
原材料の投入間違いを未然に防止。
製造時、レシピとは異なる原材料を投入しようとすると、システム側でエラーを表示。投入間違いを未然に防止する。これは、投入しようとする原材料の二次元コードラベルを無線ハンディターミナルで読み取ることで、レシピとのチェックが行われるためだ。同様の仕組みにより、賞味期限切れの原材料や、先入れ先出しがされていない原材料や仕掛品を使おうとした場合にも、エラーが表示される。こうしたシステム上の効果は、人的効果にも波及。「安心・安全」に対する従業員の意識がいちだんと向上したほか、原材料投入間違いが実質なくなることで、同社従業員の約7割を占めるパートタイマーの安心感も増大した。
トレーサビリティシステムの構築により、出荷商品の製造記録から製造ロットがわかり、使用原材料の入庫ロット・仕入先が追跡できるようになった。逆に、原材料の入庫ロットから、製造した商品の製造ロットと出荷先も特定可能。問題のあった商品に使われた原材料や、その同じ原材料で製造した商品の出荷先などを瞬時に把握でき、速やかに対応できる。これによりお客様や得意先の安心感・信頼感が大きく高まった。
原材料の投入間違いを未然に防止。
製造時、レシピとは異なる原材料を投入しようとすると、システム側でエラーを表示。投入間違いを未然に防止する。これは、投入しようとする原材料の二次元コードラベルを無線ハンディターミナルで読み取ることで、レシピとのチェックが行われるためだ。同様の仕組みにより、賞味期限切れの原材料や、先入れ先出しがされていない原材料や仕掛品を使おうとした場合にも、エラーが表示される。こうしたシステム上の効果は、人的効果にも波及。「安心・安全」に対する従業員の意識がいちだんと向上したほか、原材料投入間違いが実質なくなることで、同社従業員の約7割を占めるパートタイマーの安心感も増大した。

いち早いロット管理の導入や従業員の高い意識をベースに、一歩早いトレーサビリティシステムの構築を実現した三州製菓様。何よりも、「安心・安全」の確保を第一とする強固な企業姿勢が、システム構築を支えている。
お客さまからのひとこと
「安心・安全」という
土台をシステムで築く。

三州製菓株式会社 代表取締役社長 斉之平 伸一 様
食品にとって「安心・安全」は土台です。土台ができて初めて、その上においしさや独創性や価格などが築かれる。もし土台が揺らげば、いかにおいしくても価値がなくなります。その土台を、スーパーカクテルのトレーサビリティシステムによって構築したわけです。このシステムの普及が進み、中堅企業における「安心・安全」が確立されることは、社会的にも大きな意義があると考えています。
食品にとって「安心・安全」は土台です。土台ができて初めて、その上においしさや独創性や価格などが築かれる。もし土台が揺らげば、いかにおいしくても価値がなくなります。その土台を、スーパーカクテルのトレーサビリティシステムによって構築したわけです。このシステムの普及が進み、中堅企業における「安心・安全」が確立されることは、社会的にも大きな意義があると考えています。
導入システムの概要図

商 号 | 三州製菓株式会社 |
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年 商 | 28億円 |
業 種 | 米菓製造販売 |
従業員数 | 約180名(パートタイマー約130名含む) |
店 舗 数 | 29店舗 |
販 売 先 | 菓子専門店、テーマパーク、通信販売、および子会社によるFC販売 |
U R L | http://www.sanshu.com/ |
記載内容は取材時の情報です。
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