食品業向けパッケージシステム導入事例
株式会社文明堂東京 様

ブランド統合・再構築に向け
システムを一本化。
迅速な経営判断と顧客対応を実現。
システムを一本化。
迅速な経営判断と顧客対応を実現。
業種 | 和菓子・洋菓子製造・販売業 |
---|---|
対象業務 | 受注業務、出荷業務、売上・売掛管理業務、店舗受発注 |
導入システム | スーパーカクテルデュオFOODs |
課題&導入効果
経営統合を機に、旧会社で運用してきた2系統の基幹システムを廃止し、新システムによる業務統合を図りたい。
システム担当者が高齢化した上、担当者でなければシステムの内容がわからず、今後の運用に不安があった。
食品業の商慣習に対応したパッケージシステムに経営統合後の業務を合せることによって、円滑に業務統合を実現することができた。
社内のシステム担当体制を縮小し、誰でも運用が可能な仕組みを整えることができた。
導入前の状況
ブランド統合に合わせた新システム構築により、
業務統合を図りたい

「文明堂ブランド」のイメージ統一実現の足掛かりとして、2010 年に売上規模1位の日本橋店と同2位の新宿店を合併し、株式会社文明堂東京を設立。スーパーカクテルの導入前に使用されていたのはオフコンでした。
「文明堂東京」として経営統合した日本橋店・新宿店では、別々にオフコンを運用しており、データも統合されていませんでした。また、店舗でも別システムを運用していました。システムの内容は、専任のシステム担当者しかわからず、担当者も高齢化していたことから、経営統合に合わせて、システムの統合・刷新も急務となっていたのです。
従来、個々の会社で独自にシステムを自社開発していたため、システム担当者でなければ内容がわからず、 他の担当者が帳票を確認したい場合でも、システム担当者へわざわざ依頼する必要があり、時間がかかっていました。また、長年自社開発を担当してきたシステム担当者も高齢化し、今後のシステム維持・メンテナンスに限界を感じていました。
一方で、ブランド統合もテーマとして顕在化しており、宮﨑進司代表取締役社長は、ブランド統合を考慮した最適なシステム投資時期を待っていました。「システム担当者の高齢化で、問題が顕在化され、正直脅威を感じていた。動かすだけでも旧システムは年間数千万円のコストがかかり、無駄に費用がかかっていた」(宮﨑進司代表取締役社長)と当時を振り返っています。
「文明堂東京」として経営統合した日本橋店・新宿店では、別々にオフコンを運用しており、データも統合されていませんでした。また、店舗でも別システムを運用していました。システムの内容は、専任のシステム担当者しかわからず、担当者も高齢化していたことから、経営統合に合わせて、システムの統合・刷新も急務となっていたのです。
従来、個々の会社で独自にシステムを自社開発していたため、システム担当者でなければ内容がわからず、 他の担当者が帳票を確認したい場合でも、システム担当者へわざわざ依頼する必要があり、時間がかかっていました。また、長年自社開発を担当してきたシステム担当者も高齢化し、今後のシステム維持・メンテナンスに限界を感じていました。
一方で、ブランド統合もテーマとして顕在化しており、宮﨑進司代表取締役社長は、ブランド統合を考慮した最適なシステム投資時期を待っていました。「システム担当者の高齢化で、問題が顕在化され、正直脅威を感じていた。動かすだけでも旧システムは年間数千万円のコストがかかり、無駄に費用がかかっていた」(宮﨑進司代表取締役社長)と当時を振り返っています。
システム選定のポイント
食品業界のノウハウと
パートナーとしての相性

文明堂東京様の主要 3 品のうちの一つ。品の良い甘さでしっとりとした生地。みずみずしい十勝大粒小豆餡の豊かな風味。この生地と餡の調和は秀逸です。
日本橋店・新宿店の経営統合を機に、統一した新基幹システムの構築を目指した文明堂東京様。システム選定に際しては、従来から付き合いのあった企業数社に提案を募り、パートナーとして付き合う企業と導入するシステムを決定することとなりました。兄弟会社である銀座文明堂様では、既に「スーパーカクテル」をカスタマイズした上でご採用頂いておりました。宮﨑社長がそのことを知り、同じブランド企業で導入されていた「スーパーカクテル」も候補の一つとしてご検討頂くこととなりました。
その中で他社パッケージではなく、「スーパーカクテル」を採用された理由を伺いました。
「食品分野での実績も多く、銀座文明堂が同じシステムを利用していることも決め手の一つだが、内田洋行 IT ソリューションズ(以下、ITS)の担当者も真面目で、要望に対しても真摯にスピーディに対応してもらい当社との相性が合致した 。」(宮﨑社長)
その中で他社パッケージではなく、「スーパーカクテル」を採用された理由を伺いました。
「食品分野での実績も多く、銀座文明堂が同じシステムを利用していることも決め手の一つだが、内田洋行 IT ソリューションズ(以下、ITS)の担当者も真面目で、要望に対しても真摯にスピーディに対応してもらい当社との相性が合致した 。」(宮﨑社長)
導入プロジェクト
パッケージシステムに合せることで
食品業ノウハウ享受を目指す

創業から100年を超える文明堂東京様。菓子の老舗として固いイメージがありますが、システム導入に関しては、経理畑のシステム担当役員が旗を振り「スーパーカクテルは業界の経験・ノウハウが詰まった食品専業のシステムだから、業務をシステムにあわせよう」という方針を当初から社内に浸透させており、導入後の現場からの不平不満はほとんどありませんでした。
宮﨑社長は前職が大手家電メーカーの営業職で、社内システム入替えの際、システム導入の社内取り纏め役を務めた経験がありました。宮﨑社長は当時を次のように振り返っています。
「前職の時は、スーパーカクテルとは規模が違うが、システム導入後に在庫把握がうまくいかず、顧客に迷惑をかけた経験がある。通常、システムは導入した後に現場の不平不満や、お客様へ迷惑をかけるトラブルが発生すると思っていたが、導入金額を見ても当初の見積から大きく変わらず、トラブルも皆無で、今でも ITS への信頼は変わらない。」(宮﨑社長)
宮﨑社長は前職が大手家電メーカーの営業職で、社内システム入替えの際、システム導入の社内取り纏め役を務めた経験がありました。宮﨑社長は当時を次のように振り返っています。
「前職の時は、スーパーカクテルとは規模が違うが、システム導入後に在庫把握がうまくいかず、顧客に迷惑をかけた経験がある。通常、システムは導入した後に現場の不平不満や、お客様へ迷惑をかけるトラブルが発生すると思っていたが、導入金額を見ても当初の見積から大きく変わらず、トラブルも皆無で、今でも ITS への信頼は変わらない。」(宮﨑社長)
導入効果
部分最適から全社最適へ

吟匠文明堂東京様の主要3品のうちの一つ。新鮮な鶏卵、小麦粉など徹底した厳選素材を秘伝の配合で焼き上げました。
スーパーカクテルに社内の業務を合せることで得た効果を伺いました。
今回導入したシステムの業務範囲は販売管理。従来は、専任のシステム担当者がいなければ出力できなかった営業情報や統計資料も、各自が必要なときに素早く取り出して加工し使えるようになり、顧客への問合せに迅速に対応できるようになりました。
システム統合により東西の営業情報を一元的に管理することができるようになったため、経営判断も迅速に行えるようになっています。
また、業務をパッケージシステムに合せることで、業務標準化による効率化だけでなく、システム管理体制を縮小し、システム運用コストの低減にも繋がっています。
導入前の課題
- 社員の視野拡大
- 柔軟な発想
- 内田洋行グループの食品業ノウハウ享受
- 業務標準化によるコスト低減
システム統合により東西の営業情報を一元的に管理することができるようになったため、経営判断も迅速に行えるようになっています。
また、業務をパッケージシステムに合せることで、業務標準化による効率化だけでなく、システム管理体制を縮小し、システム運用コストの低減にも繋がっています。
今後の展望
社員一人一人の気付きを大切にし、着実な進化を歩む


文明堂東京様では、今後はブランドの再構築によるシステムの一元化だけでなく、生産管理、原価管理など他の業務領域についてもスーパーカクテルによる業務効率化を視野に入れ、社員一人一人のレベルアップを目指しています。
「我々は菓子作り・接客のプロで、システムに関しては素人だ。体系立てて物事を考えられれば、システムは活用できる。そのために使う側の社員のスキルアップを、一歩ずつ着実に進める必要がある。ブランド統合についてもシステム導入についてもまだ道半ばだが、社員の一人一人の気付きを大切にしながら常に前を向いていたい。」(宮﨑社長)
「我々は菓子作り・接客のプロで、システムに関しては素人だ。体系立てて物事を考えられれば、システムは活用できる。そのために使う側の社員のスキルアップを、一歩ずつ着実に進める必要がある。ブランド統合についてもシステム導入についてもまだ道半ばだが、社員の一人一人の気付きを大切にしながら常に前を向いていたい。」(宮﨑社長)
導入システムの概要図

吟味された素材と熟練の職人技による菓子作り。
“お客様の笑顔のために”を掲げ、1900年の創業から変わらぬ真心とこだわり。
“お客様の笑顔のために”を掲げ、1900年の創業から変わらぬ真心とこだわり。
「カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂」のCMでお馴染み、カステラや三笠山、カステラ巻などで知られる株式会社文明堂東京様は、直営店や百貨店、駅ビル、空港など様々な販路で商品を展開しています。1900年の長崎での創業以後、東京にて創立者宮﨑甚左衛門氏が、高級菓子であるカステラに「おまけ」を付けることで顧客の再購入を促進する等、優れたマーケティング力で戦後爆発的なヒットとなりました。

企 業 名 | 株式会社文明堂東京 |
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代 表 者 | 代表取締役 社長 宮﨑 進司 |
資 本 金 | 4,456万円 |
売 上 高 | 100億円 |
創 業 | 1900(明治 33)年 |
設 立 | 1922(大正11)年 3月 |
従業員数 | 約 1,000名(パート社員含む) |
事業内容 | 和菓子・洋菓子等の製造販売 |
U R L | http://www.bunmeido.co.jp/ |
記載内容は取材時の情報です。
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