(写真左から)
常務取締役 経営管理部長 永東淳 様、
経営管理部 経営管理係リーダー 高田秀樹 様
食品業向けパッケージシステム導入事例
寿製菓株式会社 様
導入の決め手は食品業界の豊富な実績。受注引き当ての改善と棚卸精度向上を実現
業種 | 菓子製造業 |
---|---|
導入システム | スーパーカクテルデュオFOODs |
導入のメリット
- 受注引き当て改善
- 棚卸精度向上
- 実績・予測数字の作成
導入の目的と背景
安定性が高く業界で標準的なパッケージシステムを
―― なぜ「スーパーカクテルデュオFOODs」を導入されたのでしょうか?
弊社の業務管理は1992年にオフコンを採用し、以来26年間にわたってハードを更新しながらオーダーメードで業務管理を行ってきましたが、時代とともにシステムが複雑化し、一度初心に立ち返り、安定性が高くて不具合のリスクが低く、比較的安価な、自社の業界で標準的なパッケージシステムへの移行を検討していました。
―― 具体的な検討ポイントはどのようなことでしたか?
今回の導入プロジェクトの必須要件として、営業面からは受注も含めて取引先の与信・債権管理が行えるという点がありました。また属人的な在庫管理もあり、ロットや賞味期限ごとに先入れ先出し管理が必要でした。さらに可能な限り業務フローをパッケージシステムの方に合わせることとし、パッケージの根幹機能の部分は「業務が回らない限り触らない(カスタマイズしない)」をルールにしました。
弊社の業務管理は1992年にオフコンを採用し、以来26年間にわたってハードを更新しながらオーダーメードで業務管理を行ってきましたが、時代とともにシステムが複雑化し、一度初心に立ち返り、安定性が高くて不具合のリスクが低く、比較的安価な、自社の業界で標準的なパッケージシステムへの移行を検討していました。
―― 具体的な検討ポイントはどのようなことでしたか?
今回の導入プロジェクトの必須要件として、営業面からは受注も含めて取引先の与信・債権管理が行えるという点がありました。また属人的な在庫管理もあり、ロットや賞味期限ごとに先入れ先出し管理が必要でした。さらに可能な限り業務フローをパッケージシステムの方に合わせることとし、パッケージの根幹機能の部分は「業務が回らない限り触らない(カスタマイズしない)」をルールにしました。
現場が違和感なく使え、食品業界の豊富な導入実績があることも決め手となりました
―― 「スーパーカクテルデュオFOODs」を採用した決め手は何だったのでしょうか?
2016年7月には基幹システム再構築プロジェクトを立ち上げ、5社がプレゼンを行い2社に絞られましたが、検討段階で現場のオペレーターが使い勝手を比較し、僅差でスーパーカクテルデュオに軍配が上がりました。スーパーカクテルデュオはオフコン時代の画面や操作性を踏襲し、パッケージソフトでありながら違和感なく使える上、食品業界での豊富な導入実績があることも決め手となりました。また原価管理はグループ内でも特に厳密で、その管理レベルを落とさないこともスーパーカクテルデュオ導入への説得材料のひとつでした。
システムを本稼働したのは、繁忙期である盆休み後の10月1日です。新旧で多少在庫に差異が出ても、システムに慣れることと、データ移行などの切り替え業務を最優先に1週間の並行期間でのぞみましたが、社内の製品在庫の正確性には自信があったので、順調に稼働できました。
ただ、土産菓子業界の商習慣でOEMのウエイトは80%程度と高く、製造・出荷の最終段階で販売者ごとの包装やラベル、日付印字の工程が1ヵ所に集約されている特殊性がありますので、稼働後もシステム対応が求められると思っています。
2016年7月には基幹システム再構築プロジェクトを立ち上げ、5社がプレゼンを行い2社に絞られましたが、検討段階で現場のオペレーターが使い勝手を比較し、僅差でスーパーカクテルデュオに軍配が上がりました。スーパーカクテルデュオはオフコン時代の画面や操作性を踏襲し、パッケージソフトでありながら違和感なく使える上、食品業界での豊富な導入実績があることも決め手となりました。また原価管理はグループ内でも特に厳密で、その管理レベルを落とさないこともスーパーカクテルデュオ導入への説得材料のひとつでした。
システムを本稼働したのは、繁忙期である盆休み後の10月1日です。新旧で多少在庫に差異が出ても、システムに慣れることと、データ移行などの切り替え業務を最優先に1週間の並行期間でのぞみましたが、社内の製品在庫の正確性には自信があったので、順調に稼働できました。
ただ、土産菓子業界の商習慣でOEMのウエイトは80%程度と高く、製造・出荷の最終段階で販売者ごとの包装やラベル、日付印字の工程が1ヵ所に集約されている特殊性がありますので、稼働後もシステム対応が求められると思っています。
導入効果
受注品の出荷をシステムで一元化、棚卸業務の精度も向上
―― システム導入によって得られたメリットはありますか?
従来の受注品の出荷は、製造部門がラインごとに在庫を引き当てていたのですが、システム移行によってバッチ引き当てに変更しました。現在は営業事務部門で在庫があれば引き当てられるように変更し、システムで一元化しています。一元化できたことにより、製造部門は生産計画の立案に注力できるようになりました。
棚卸業務に関しても、かつては製造部門が実棚数を紙ベースで記載したものをシステム部門が1日がかりで入力・確認し、翌日に実棚数とシステム上の在庫の差異を比較検討していました。ところが新システムではシステム部門は介在せずに、製造部門がアイドルタイムを利用して自分たちのペースで入力することによって迅速に在庫差異の検討ができるので、その精度も向上していると現場からは好評です。
従来の受注品の出荷は、製造部門がラインごとに在庫を引き当てていたのですが、システム移行によってバッチ引き当てに変更しました。現在は営業事務部門で在庫があれば引き当てられるように変更し、システムで一元化しています。一元化できたことにより、製造部門は生産計画の立案に注力できるようになりました。
棚卸業務に関しても、かつては製造部門が実棚数を紙ベースで記載したものをシステム部門が1日がかりで入力・確認し、翌日に実棚数とシステム上の在庫の差異を比較検討していました。ところが新システムではシステム部門は介在せずに、製造部門がアイドルタイムを利用して自分たちのペースで入力することによって迅速に在庫差異の検討ができるので、その精度も向上していると現場からは好評です。
今後の展望
最新の情報技術導入を模索していきます
―― 最後に、今後はどのようにシステムを活用していきたいかを教えてください。
導入から1年が経ちますが、従来はシステム部門が作っていた実績・予測数字について、スーパーカクテルデュオの「データ活用」機能を使い、計算式を埋め込むことで作成できるようになりました。今後は、現場ごとに必要な数字をどうすれば確認できるのか、OAツールや計算式活用法の情報共有が必要になります。
ただ、当社の生業は菓子製造であって、システムやネットワークの維持・管理は本業ではありません。ですので、今後はバージョンアップ時にクラウド化なども検討していきたいと考えています。
導入から1年が経ちますが、従来はシステム部門が作っていた実績・予測数字について、スーパーカクテルデュオの「データ活用」機能を使い、計算式を埋め込むことで作成できるようになりました。今後は、現場ごとに必要な数字をどうすれば確認できるのか、OAツールや計算式活用法の情報共有が必要になります。
ただ、当社の生業は菓子製造であって、システムやネットワークの維持・管理は本業ではありません。ですので、今後はバージョンアップ時にクラウド化なども検討していきたいと考えています。
お客様プロフィール
企 業 名 | 寿製菓株式会社 |
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代 表 者 | 代表取締役社長 城内 正行 |
資 本 金 | 9,000万円 |
設 立 | 平成18年10月2日 |
事業内容 | 菓子の製造ならびに販売 |
所 在 地 | 鳥取県米子市 |
U R L | http://www.okashinet.co.jp/ |
記載内容は取材時の情報です。
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