アパレル・ファッション業界では、商品が同一品番でも複数の色やサイズが存在します。このため、在庫管理に多大な時間と手間がかかります。これらを解決するため、1つの品番でも色・柄・サイズ別管理が可能なシステムを構築。サイズ別・色別の受注登録や在庫管理、売上分析が可能です。また、アパレル業界では展示会の開催は必須です。展示会のための在庫配分や、展示会用受注入力画面を用意し、展示会業務がスムーズに行えるよう支援しています。
Webベース基幹システム導入事例
株式会社イモト 様
膨大なメインフレーム資産をオープン化。
次世代につながる、成長するシステムを構築。
次世代につながる、成長するシステムを構築。
業種 | スポーツ用品全般卸売業 |
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対象業務 | 販売管理、購買管理、在庫管理等 |
導入システム | スーパーカクテル イノーヴァ intra-mart |
課題&導入効果
汎用機のシステム資産の次世代継承
- 技術者の高齢化などにより、汎用機で作られたシステムの次世代への継承が課題。
アパレル業界特有の商習慣に対応したシステムを構築したい
- 在庫管理方法や展示会業務など、アパレル業界特有の商習慣に対応する必要がある。
段階的にシステムを構築・拡張したい
- 第1ステップである販売管理の公開の後は、会計業務・人事・給与など順次オープンシステムへ移行したい。
実績ある基盤を採用し、長く使えるシステムへ
- 基盤は、javaベースのオープンソースで作られ、3,300社を超える実績を持つintra-martを採用。長く使い、継承してゆけるシステムを構築。
アドオン可能なシステムを導入し、業務の標準化と使いやすさを実現
- 業界必須の商習慣や自社の強みを構成する業務などについてはカスタマイズを実施。パッケージに合わせた業務標準化をしながら、使い勝手を損なわないシステムを構築。
拡張性ある仕組みを入れ、「成長する」システムを実現
- 業務系システムはもちろん、ワークフローやグループウェアなども同一基盤上に構築できる「スーパーカクテルイノーヴァ」を導入し、自社に合わせて成長する将来性あるシステムを実現。
導入背景
メインフレーム上の膨大なシステムを、次世代に継承できるオープンシステムに切り替えたい
「弊社ではこれまで20年以上、現場の要望にあわせ、メインフレーム上に手組でシステムを構築してきました。しかし、プログラム数が増えれば増えるほど、資産管理や、技術者不足によるシステム継承問題などの課題も増えてきました。また同時に、業界各社も基幹システムのオープン化を進めているという事を聞き、わが社もまずは販売管理業務からオープンシステムに移行することを決断しました。」(株式会社イモト 小牧義典 取締役)
オープン化するにあたり、当初はフルスクラッチによるシステム構築を検討していました。しかし、すべてを一から構築するとコストが高すぎる。最終的には、カスタマイズ可能なスーパーカクテルイノーヴァをベースにシステムを構築することに決めました。
オープン化するにあたり、当初はフルスクラッチによるシステム構築を検討していました。しかし、すべてを一から構築するとコストが高すぎる。最終的には、カスタマイズ可能なスーパーカクテルイノーヴァをベースにシステムを構築することに決めました。
ソリューションパートナーからの提案
既存システムの操作性を保ちながら、業務の標準化を実現
「新システムを構築するにあたっては、大きく3つのテーマがありました。まず、周辺システムとシームレスに連携できること、次に、現場の操作性を維持するためのカスタマイズが可能であること、そして、汎用性・将来性のあるIT基盤をベースにしており、安心・安全に移行できることでした。」(NCS&A株式会社 第五ソリューション事業部 森本豊 事業部長)
そこで、NCS&A様ではスーパーカクテルイノーヴァをベースにしたシステム構築を提案。物流業務などの外部システムとの連携機能についても標準機能で搭載されていましたので、システム導入費用を大幅に削減して要件を実現できたからです。また、アパレル業界特有の商習慣やイモト様の強みをバックアップする機能については個別に開発。一般的な販売管理業務についてはスーパーカクテルイノーヴァの標準機能に合わせることで、コストをおさえながらも操作性を損なわないシステムを構築しました。パッケージに業務を合わせることで、業務の標準化も同時に実現する提案を行いました。また、スーパーカクテルイノーヴァは、国内外3,300社を超える企業に導入されているintra-martを基盤に採用。グループウェアやワークフロー、基幹業務システムをすべて同じ基盤上に構築することができるので、イモト様が懸念されていた今後の将来性や拡張性についても安心して提案することができました。intra-martについてはNCS&A様でも数多くの開発経験があったことから、大きな問題なくシステムを稼働させることができました。
そこで、NCS&A様ではスーパーカクテルイノーヴァをベースにしたシステム構築を提案。物流業務などの外部システムとの連携機能についても標準機能で搭載されていましたので、システム導入費用を大幅に削減して要件を実現できたからです。また、アパレル業界特有の商習慣やイモト様の強みをバックアップする機能については個別に開発。一般的な販売管理業務についてはスーパーカクテルイノーヴァの標準機能に合わせることで、コストをおさえながらも操作性を損なわないシステムを構築しました。パッケージに業務を合わせることで、業務の標準化も同時に実現する提案を行いました。また、スーパーカクテルイノーヴァは、国内外3,300社を超える企業に導入されているintra-martを基盤に採用。グループウェアやワークフロー、基幹業務システムをすべて同じ基盤上に構築することができるので、イモト様が懸念されていた今後の将来性や拡張性についても安心して提案することができました。intra-martについてはNCS&A様でも数多くの開発経験があったことから、大きな問題なくシステムを稼働させることができました。
導入プロセス
パッケージの機能を最大限に生かし、大規模開発を予定通り稼働
「2015年1月、導入期間18ヵ月で稼働すること。これが2013年7月に本プロジェクトのPMとして私に課せられた使命でした。約500本ものプログラムを移行し、18ヵ月で稼働するというのはかなりの困難がありました。しかし、のべ100名にも及ぶ開発要員ひとりひとりがスーパーカクテルイノーヴァのテーブル構造や機能を理解し、それらを最大限に活用してできる限りカスタマイズを減らすことで、予定通りのサービスインを実現することができました。」(NCS&A株式会社 第五ソリューション事業部 西山智章 課長)
期待する効果
共通基盤上で情報の一元管理を実現し、迅速な意思決定につなげたい
「本稼働後約4ヵ月が経過しましたが、大きなトラブルや現場の混乱もなく順調に稼働しています。現場の混乱を回避できたのは、これまでの機能や操作性をスーパーカクテルイノーヴァ上に再現できたからです。今後は、intra-martの特性を最大限に生かし、会計システムやWeb受注システムなども同一基盤に取り込み、社内のデータをリアルタイムに収集・分析できるシステムを構築していきたい。スポーツ用品は、ウェアやシューズなどのファッション化が進み、消費者ニーズも多様化しています。売上情報などの「生きた」情報を活用することで、迅速かつ適切な意思決定を支えることができると考えています。」(株式会社イモト 情報システム部 臼井英一 課長)
導入システムのポイント
アパレル特有の色・柄・サイズ別管理に対応
在庫管理(色・柄・サイズ別管理)
導入システムの概要図
お客様プロフィール
I MOVE TOGETHER
時代、お客様と共に、その先をめざす
時代、お客様と共に、その先をめざす
全国各地域のスポーツ専門店をはじめ、量販店、大規模専門店、アパレル・シューズショップのみなさまとの共栄を支えている株式会社イモト様。全国主要都市に営業、物流拠点を設け、業界では屈指のサービス体制を強みに、季節商品やイベント商品のいち早い提案、地域ニーズに対するきめ細かい営業・販促活動を展開することで、お取引先のみなさまに確実なビジネスチャンスをご提供しています。
企 業 名 | 株式会社イモト |
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資 本 金 | 50,000 千円 |
従業員数 | 155名(平成26年7月31日現在) |
売 上 高 | 117億円(平成26年度) |
設 立 年 | 1952年 |
事業内容 | スポーツ用品全般卸売業 [取扱品目] スポーツウェア・シューズ・グッズ用品 [主要取引先] 全国主要小売店・百貨店・量販店など(約2,600社) |
U R L | http://www.imotosports.co.jp/ |
記載内容は取材時の情報です。