甲南大学では、時代を担う能力や技術の育成を目指した新しい学び場として、ICTをベースとした最先端の教育環境を装備した「甲南CUBE西宮」を2009年4月に開設しました。
CUBEでは、学生全員がノートPCを持ち、キャンパス内に完備された無線LANへ自由にアクセスすることができます。

「甲南CUBE西宮」の中に設置された「マネジメント創造学部」では、従来型の講義中心のカリキュラムではなく、学生が主体的に授業に参加し、様々な能力をより実践的に身に付ける「プロジェクト型学習」を展開しています。
wiviaはCUBEの各教室をはじめとするフリースペースなど、合計33台設置され、学生と教員の間でインタラクションのある、活気に満ちた授業とキャンパスライフをサポートしています。

wiviaは各教室内の機材ボックスに収納

CUBEでの学習は、具体的なテーマをもとに少人数で「プロジェクト」を立ち上げ、最適な解決法を見つけだしていく「プロジェクト型学習」が中心です。
「プロジェクト型学習」では、学生の主体性を引き出しながら、学生自らが体験する中で能力を高めていきます。そのため、授業を行う教室に教員と学生が双方向で発表し、表現できる環境が必要となります。wiviaはCUBEの「プロジェクト型学習」を支えるツールとして採用されました。

wiviaは、各自のパソコン画面をワイヤレスで瞬時に投影するシステム。CUBEでは各教室にwiviaが配備され、無線LANから誰でも利用できるようになっています。wiviaを導入した教室では、「いつでも」「だれでも」「かんたんに」発表を行えるようになりました。

CUBEで行う授業は、教員が一方的に講義を展開するのではなく、学生が自席から自分のノートPCのデータをスクリーンに瞬時に投影させて授業に参加し、情報を共有したり、発表を行ったりします。そのため、学生は「いつ発表の機会があるか分からない」という緊張感があり、授業に対する意欲を高めています。
また、教員はwiviaがあることを前提とした授業を組み立てるようになり、展開する授業のあり方も変わってきました。

wiviaは教室だけではなく、キャンパス内のフリースペースにも配置されています。これにより、CUBEでは学生がいつでもどこでも自由に、プロジェクト学習を行える環境となっています。
このように、wiviaはCUBEでのより独創的で刺激に満ちた授業やキャンパスライフの実現を支えています。