『今求められている福祉はなんなのか、常に考えている』
−甲山福祉センターさまの法人理念と運営方針についてお聞かせください。−
法人理念として掲げている言葉の中に、「人として」という表現がありますが、これは健常者に限らず、子ども、障がい者、高齢者など一般的にハンディキャップを持つ人たちであっても、区別されることなく平等に人間らしく生きていける、という意味です。また、「人とともに」という言葉もありますが、いわゆる施設の隔絶した感覚ではなく、私たちの運営する施設の中にあっても、地域とつながり、人とつながりながら豊かに暮らす、ということを非常に大事にしていますので、理念として掲げています。子どもからお年寄りまで、障がいがあっても無くても、人の生涯全般に渡って援助の手を差し伸べていこう、というのが私たちの考えです。
ITの導入については、積極的に行なっています。設立当時と比べて、社会福祉の事業もそれを受けられる方々の生活の状況も、障がいのあり様もずいぶん変わってきていますから、それに応じて援助の仕方やサービスも変わっていかなければなりません。
今求められている援助はなんなのか、ということは常に考えて事業の展開を進めています。
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