社会福祉法人 弥栄福祉会(大阪府泉南郡)
1998年に設立された、大阪府泉南郡熊取町の社会福祉法人弥栄福祉会。地域の総合福祉拠点として、多数の障害福祉サービスや介護保険事業所だけでなく、やさかふぁ〜むの名で菜園や就労支援で洋菓子店を構えるなど、多様な取り組みで支援の幅を広げています。同法人では、障害福祉、介護保険の両サービスとともに、「絆 障がい者福祉システム あすなろ台帳」と「絆 高齢者介護システム」を導入。石田事務長は「利用者支援や業務の効率化につながっている」と、2つの業務支援システムを高く評価しています。
私たちは、障害福祉サービスとして障害者支援施設やグループホーム、多機能型での通所施設、障がい者のホームヘルパーや相談支援事業などを展開しています。介護保険サービスでは特養をはじめ、通所介護、訪問介護、居宅介護支援、また町委託の地域包括支援センター等を展開しています。
夏はサマ―フェスティバル、秋はバザー・チャリティカラオケ大会の地域交流事業の開催や、介護予防として地域の別の社福法人へパワーリハビリ室を無料開放するなど、地域貢献も積極的に推進しています。 また「障害者支援施設くまとり弥栄園」では、長年にわたる府内の障がい者支援、生活支援員等の喀痰吸引等実施のための研修機関として福祉に関する人材の育成など、大阪府の福祉の発展に寄与した功績が認められ、2018年に天皇陛下より御下賜金が贈られました。
はい。障がい者の就労機会の確保や、働くことの生きがい、工賃の引き上げを目指し商品開発、販路拡大に努めてきました。 特長的なものとしては、2009年よりオープンした「多機能型事業所やさか」内にある就労継続支援B型の事業の洋菓子店「パティスリー ル・プルニエ」の運営です。他にも、2017年度には「やさかふぁ〜む」をオープンしました。小松菜、玉ねぎ、ジャガイモ等、数多くの野菜を栽培し、園芸療法の提供の場としても活用されています。また芝生の広場は「癒しの広場」として、入園者のお気に入りの場所です。
精力的に新たなチャレンジを続けている中で、課題となっているのが業務の省力化です。そこで、介護・福祉サービス事業の効率化や職員のマネジメントを支援する、内田洋行の「絆 障がい者福祉システム あすなろ台帳」と「絆 高齢者介護システム」をそれぞれ導入し活用しています。 日々の計画や記録(日常生活・入院・外泊など)と請求業務が連動するため、導入前のような記録や台帳を遡ったりすることなく、利用者支援や業務の効率化に繋がっています。さらに、入退院予定や外泊予定など計画からも管理できるので、スタッフでの事前準備の効率化にも繋がっています。
システムが全ての事業やサービスに適用されているので、サービス拡大においても安心です。各サービスの情報が一元管理されており、介護スタッフ・事務スタッフ間での情報共有が図られ、業務連携がスムーズになりました。また、制度改正への対応をはじめ、手厚いサポート体制がうれしいですね。特に遠隔操作でのサポートは便利です。内容によっては電話だけで教えてもらっても、スムーズに理解できないこともあるので、助かっています。
ケアの質の向上や業務負担軽減に繋がる方策について常に検討を重ねています。職員がしっかりと効果が実感できるものを見極め、サービスや地域福祉の向上とともに、さらなる業務の効率化にも注力していきたいです。
社会福祉法人 × 介護・福祉サービス事業の効率化の導入事例。介護システム/ソフト、福祉システム/ソフトの「絆シリーズ」の事例紹介です。