環境

製品・サービスにおける環境配慮

製造工程での取組み

内田洋行グループは、製造工程において環境負荷軽減に取組んでいます。

塗装前処理工程のエネルギー消費量削減(江戸崎共栄工業株式会社)

2023年3月より塗装前に製品を洗浄する脱脂剤を低温脱脂剤に変更、2023年9月より塗装前に製品を洗浄する洗浄水に水切り促進剤を投入することで、洗浄水の温度を47℃から35℃まで段階的に下げ、製品を乾燥させる乾燥炉の炉温を160℃から140℃に下げることで、それぞれのボイラーで使用するLPGの使用量を2022年度比で10%削減しております。

廃プラスチックのリサイクル(株式会社サンテック)

副資材のエアキャップ、ストレッチフィルム、PPバンドを分別回収してリサイクルすることで、年間1.4トン(CO2換算で3.7トン)の廃棄物削減に繋げております。

エコ塗料/エコシンナーの導入(株式会社サンテック)

地球環境に優しく、健康被害への影響を軽減することを目的に主要塗料の一部に特化則対応型の塗料を導入しました。
これにより、エチルベンゼン、キシレンで約10%、トルエンで約5%の排出量を削減しております(2022年度比)。

ボイラー設備改良によるドレン水の再利用(株式会社サンテック)

2022年10月より、これまで排水口に廃棄していたドレン水(蒸気排水)を回収して再利用することで、ボイラーで使用するLPGの使用量を前年比で約10%削減することができました。省エネと併せてCO2排出量の削減にも繋がっています。

工場排水ゼロ(江戸崎共栄工業株式会社)

2022年、材質変更に伴い増加した油分除去の為、塗装前処理工程を変更、脱脂水槽の容量を半減、化成処理液の再利用等により、2021年度比で上水利用量を36.2%削減しております(2023年度比)。工場排水は、最終的に排水ピット内での自然帰化と最小限の外部委託処理で、工場外への「工場排水ゼロ」を継続し、霞ヶ浦の環境保全に貢献しています。

工場からの外部排水ゼロ(ウチダエムケー SDN.BHD.)

マレーシアのチェア製造工場『ウチダエムケー』では1988年の創業以来粉体塗装ラインを使用。粉体塗装は溶剤を一切使用しないのでこれが揮発して大気を汚染することがありません。また塗装工程内の洗浄水は可能な限り繰り返して使用するとともに、最終的には蒸発させることで工場からの外部への排水ゼロを継続しており、マレーシアの土壌や空気を汚染することなく環境に配慮した製造を継続しています。

最終更新日付:2025年5月7日