学力調査(PBT)

PBTとは

ペーパー・ベースド・テスティング(Paper Based Testing)の略称で、紙と筆記用具を使って解答するテスト形式です。
全国学力・学習状況調査や都道府県の大規模調査を受託・実施しています。
小学校の教科横断型の問題開発や、「学力の伸び」を測るIRT分析も行っています。

 

OVERVIEW

概要紹介

文部科学省
全国学力・学習状況調査(2008~2014、2021~2023)

全国の国・公・私立学校の中学校第3学年(原則として全生徒・約100万人)を対象に、国語、数学、生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査を一斉実施しています。
年により、理科や英語、経年変化分析調査や保護者に対する調査も実施しています。
短期間で採点、集計、結果返却を行っています。

 

文部科学省
「漢字指導の在り方に関する調査研究」(2014)

漢字指導のあり方を検討するため、全国から無作為抽出した小学校約250校・7100名の児童と約50校・1700名の中学生、高校生を対象に小学校、中学校段階で学習する漢字(1006字、 939字)の習得状況に関する学力調査、採点、集計、分析等を実施しました。

 

千葉県
「ちばっ子学びの未来デザインシート」(2021)

小学校第3学年~中学校第2学年までの6学年(約220校・18,000人)を対象に、千葉県が独自に定めた「思考し、表現する力」を高める実践モデル(下図)を基に作成された問題、児童生徒アンケート及び教員アンケートを実施しました。
各学校に、その学校の学年別の問題正答率や、4つの実践モデルとアンケートの回答のクロス集計結果を提供するとともに、児童生徒には一人ひとりの解答結果を基にこれからの学びに向けたコメント文を記載した個人票を返却しました。

【業務内容】

  • 問題作成支援
  • 採点、集計、分析業務
  • 帳票作成
  • 配送回収、コールセンター運営 等
 

 

大阪府
「中学生チャレンジテスト」(2016~2020、2022~2023)

大阪府教育委員会、市町村教育委員会、学校が教育の成果と課題を検証し、指導改善を図るとともに、生徒一人ひとりが自らの学力に目標をもち、向上への意欲を高めることを目的として、約490校・21万人を対象に、中学校1年生は国語、数学、英語の3教科、中学校2~3年生は国語、社会、数学、理科、英語の5教科のテストを実施しています。

 

大阪府
「小学生すくすくウォッチ」(2021~2023)

子どもたち一人ひとりが、当該学年までに理解すべき学習内容や、自分の学校や家庭での様子をふりかえり、自らの強みや弱みを知ったうえで、今後の目標をもつことができること、学びの基盤となる言語能力や読解力、情報活用能力等を向上させ、これからの予測困難な社会を生き抜く力を着実につけることを目的として、約1,100校・児童14万人・教員4500人を対象に調査を実施しています。2年連続で受検した児童には、経年変化を把握・分析できる結果票を提供しています。

"日常の活動や現代的な諸課題等をテーマに、教科の枠を超えて文章やグラフ等の様々な資料から"必要な情報を読み取ったり、自分の考えを表現したりする、教科横断型問題や、大阪府が提唱する、自分やまわりの人たちと折り合いをつける力である”未来に向かう力”などの非認知能力や、生活習慣、学習習慣等に関するアンケート項目を開発しています。
教員にも、児童と同じ内容の質問を実施し、教員と児童との相互理解の実態を捉えることで指導改善に生かすことができるよう設計しています。

  • 教科横断型問題(小5・6)
  • 国語・算数・理科(小5)
  • 児童アンケート
  • 教員アンケート
 

 

大学入試センター
「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)フィージビリティ検証事業における数学記述式問題採点業務に関する技術アドバイザリー業務」(2016)

大学入学希望者学力評価テスト(仮称)の実施に向けたフィージビリティ検証事業の一環として、大規模採点の経験に基づき数学のモニター調査の採点を実施し、調査前後に調査問題と採点基準等についての評価と助言を行いました。

 

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
「スーパーサイエンスハイスクール成果検証の試行調査問題等の改善提案業務(2019)」

スーパーサイエンスハイスクール(以下、SSHという)支援事業の成果の検証の一助とすることを目的として、2019年に実施した試行調査の結果を分析し、SSHで学ぶ生徒の伸長の度合いが明確に結果として表れるように次回の本格調査実施へ向けた調査問題、採点基準、生徒アンケートの改善提案を行いました。

 

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