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【調査レポート】 「企業の食品ロス削減の取り組みとIT活用(2021年度版)」に関するアンケート 結果報告

2021/11/5 [食品,調査レポート]

内田洋行では、食品業(食品製造・卸・小売業)に携わっている人を対象に、企業の食品ロス削減の取り組みの現状とITの活用状況について、アンケート調査を実施しました。

[概要]

  • コロナ禍において、食品ロスは「変わらない」が5割強を占め、「増加」1割弱、「減少」1.6割を大きく上回った。
  • 食品ロス削減の取り組みは、「全社的に取り組んでいる」と「特に動きはない」がいずれも3割強を占め、前年同様二分するかたちとなった。食品製造業、食品小売業では取り組みは高く、卸売業では低い傾向。
  • 食品ロス削減にITを活用しているのは3割弱、今後活用する予定は2.5割と、活用する意識は5割を超える。
  • コロナ前も今後も、食品ロス削減に活用するITは「在庫管理システムによる廃棄ロス、機会ロスの削減」がトップ。
  • 見切り商品のSNS等を使った消費者への情報発信に、IT活用を期待する声があがっている。
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主な調査項目

・食品ロス削減の取り組み状況
・食品ロス削減の目標設定
・コロナ禍の食品ロス
・食品ロス削減の取り組み内容
・食品ロス削減におけるIT活用状況
・食品ロス削減のIT活用における目標設定
・食品ロス削減で活用しているIT活用法
・食品ロス削減においてITに期待すること

調査概要

調査対象:食品業に携わっている人(食品業界の製造・卸・小売)
調査時期:2021年7月13日(火)〜2021年7月21日(水)
調査地域:全国(日本)
調査方法:インターネット定量調査
有効回答者数:300人
調査主体:株式会社内田洋行 事業企画部
調査機関:株式会社パワー・インタラクティブ

調査結果のサマリー

1.回答者は「食品製造業」が45%、年商は「10億円未満」が26%

回答者の属性は、業種では「食品製造業」が45.0%と約5割、「年商」では10億円未満が26.0%と約4分の1を占める。

グラフ:業種
グラフ:年商

2.コロナ禍でも食品ロスの量は「変わらない」が半数

コロナ禍における食品ロスは、「変わらない」が最も多く55.3%と半数以上を占めた。
一方、「増えた」は9.3%、「減った」は16.0%と1割前後。増減を比較すると「減った」の回答の方が多かった。

グラフ:コロナ禍において食品ロスは増えたか

3.食品ロス削減の取り組みは「全社的に実施」と「動きなし」で二分

食品ロス削減の取り組み状況は、「全社的に取り組んでいる」が34.0%、「特に動きはない」が32.3%と、それぞれ3割強を占めニ分したかたちとなった。

グラフ:食品ロス削減の取り組み状況

4.食品ロス削減のために27%がITを既に活用している

食品ロス削減におけるIT活用状況は、「既に活用している」のは27.0%、「今後活用する予定」は25.2%と、合わせると5割以上がITを活用する意識を持っている。

グラフ:食品ロス削減におけるIT活用状況

5.「在庫管理システムの廃棄ロス削減」がトップを占める

「既に活用している」と回答した人のIT活用法、今後予定するIT活用法、いずれも「在庫管理システムによる廃棄ロス、機会ロスの削減」がトップを占めている。

グラフ:食品ロス削減の取り組み内容(コロナ前)
グラフ:食品ロス削減の取り組み内容(コロナ後)

本記事の調査レポート(完全版)は、こちらよりダウンロードいただけます

食品業(食品製造・卸・小売業)に携わっている皆さまへ

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