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【自社実践レポート】 はじめてのワーケーション体験!その効果とは?

2022/2/4 [ワークスタイル,コラム]

新しい働き方のひとつとして注目されるようになった「ワーケーション」を、2021年12月にはじめて体験したメンバーによるレポートです。政府や地方自治体も注目している「ワーケーション」について、取り組みを検討されている企業や個人の方のご参考になれば幸いです。

はじめに

コロナ禍以降、より注目されるようになった「ワーケーション」。新しい働き方のひとつとして認知度が高まりましたが、実践された方はいらっしゃるでしょうか?

内田洋行ネットワークビジネス推進事業部では、2021年12月、山形でワーケーションを実施しました。その概要や「ワーケーション体験」について、メンバーとして参加した深川がご紹介いたします。

※2020年もネットワークビジネス推進事業部ではワーケーションを実施しており、部署としては今回が2回目の取り組みとなりますが、ワーケーションに今回初参加の深川より、「はじめてのワーケーション体験」としてご紹介いたします。

ワーケーションとは?

さて、そもそも「ワーケーション」という言葉、ご存じの方のも多いと思いますが、意味について改めてご紹介いたします。観光庁のウェブサイトでは以下のように掲載されています。

Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。テレワーク等を活用し、リゾート地や温泉地、国立公園等、普段の職場とは異なる場所で余暇を楽しみつつ仕事を行うことです。休暇主体と仕事主体の2つのパターンがあります。
出展:「新たな旅のスタイル」ワーケーション&ブレジャー(国土交通省 観光庁)

弊社が取り組んだワーケーションは上記でいうと、「仕事主体」のパターンとなります。仕事部分としては、プロジェクト業務としてメンバーで一緒に行う共同業務、及び日常の業務に継続して取り組む個人業務、両方の時間を確保して日程を組みました。
バケーション部分としては、地元の方々との交流、温泉や現地の美味しい食事を楽しむなど、個々の余暇も取り入れました。

ワーケーションの概要

それでは、早速ワーケーションの内容についてご紹介いたします。

期間 2021年12月 2泊3日
ワーケーション先 山形県高畠町
参加人数 8名(営業メンバー、スタッフメンバー)
目的 1.リアルコミュニケーションの可能性追求と社内プロジェクトへの取り組み
2.ヘルスケアワーケーションの実証実験
ご協力いただいた団体・個人 一般社団法人 熱中学園
東北医科薬科大学 住友和弘准教授

目的の1つめは、リアルコミュニケーションの可能性の追求、及び、社内プロジェクトへの取り組みです。
最近はオンラインで共同業務を進めることも多くなり、様々なICTツールを駆使して非常にスムーズに進められるようになってきました。一方で、リアルにコミュニケーションを取ることの希少性や重要性についても認識されるようになりました。
弊社でも、オンライン会議や業務をより快適にスムーズに実施するICTツールの活用や進め方をお客様に提案し、また自らそうした働き方を追求する一方で、リアルでコミュニケーションをとる機会の価値向上に伴い、その機会を逃さず最大限に生かして業務の生産性を向上させることに取り組んでいます。
今回は、社内プロジェクトのメンバーでワーケーションに参加することで、ワーケーションでの貴重なリアルコミュニケーションの機会を生かし、人間関係の構築と強化、また「いつものオフィス環境」以外でプロジェクトを実施することで、ディスカッションや特に新しいアイディア創出に刺激を与えたい、という狙いがありました。

目的の2つめは、ヘルスケアワーケーションの実証実験です。
都会を離れて自然豊かな環境で仕事を行うことで、どれだけ心身への影響があるか、ワーケーションそのものがワーカーに与える影響について測定・検証しました。これは東北医科薬科大学の住友和弘准教授のご協力を得て実施したものとなります。
冒頭、昨年に1回目のワーケーションを実施したと記載しましたが、その時もヘルスケアワーケーションとして実証実験が行われており、今回が2回目の取り組みとなります。
具体的には血圧や脈拍、歩数、睡眠の質などを計測し、またストレスや体調面での変化を調査しました。1回目の実証実験では、ストレスを抑え、抑うつや不安な精神状態を安定化させる効果があり、社員のウェルネス向上が認められたということです。

最近は在宅勤務も増え、通勤ラッシュから解放された方も多いのではないでしょうか?
ワーケーションでは、もちろん通勤は必要ありませんし、自然豊かな静かな環境で仕事をすることが多いのではないかと思います。
弊社のワーケーションでも、宿泊地と仕事に取り組む場所を近場に設け、そうした都会のストレスフルな状態から解放されて、おいしい空気や自然環境に触れながら業務に取り組み、実際にそうした取り組みが心身にどのような効果をもたらすかをデータとして収集する試みとなりました。

“ワーク”への取り組み

それでは、ワーケーションのうち「ワーク」についての取り組みをご紹介します。

ワーケーションにて仕事を行う上で、まず考えなくてはならないことは、オフィスを離れた場所で実施できる業務かどうか、オフィス以外で業務を行う環境が整えられるか、ということではないでしょうか?
どうしてもオフィスに出社する必要のある業務であれば、なかなかワーケーションは難しいかもしれません。
しかし、昨今は在宅勤務も普及し、在宅でできる業務の切り出しや、在宅で業務を実施するための環境(ネットワーク、社内システムへのアクセス、社内外とのコミュニケーションツール、など)の整備が進んできていることも確かです。もし、普段在宅業務に取り組まれている方であれば、ほとんどの場合、ワーケーションはすぐに実施できるのではないでしょうか?

ネットワークビジネス推進事業部ではコロナ禍以降在宅業務がすっかり浸透し、またコロナ禍とは関係なく外出先で仕事をするなどリモートワークが主体となる営業メンバーも多かったため、オフィス以外で業務を進める習慣や環境は整っていました。
今回のワーケーションにあたっても、現地の業務を行う場所でのネットワーク環境や電源などの確保などは実施しましたが、参加メンバー側のワーケーションのための準備事項は一切なく、いつものノートPC、スマートフォンを持ち込むことですぐに業務をスタートすることができました。モバイルルーターを所持しているメンバーも多かったため、現地にネットワーク環境がなくても、それで代替もできたと思います。

今回、日中の業務に取り組む場としては、山形県高畠町にある廃校を活用した高畠熱中小学校(廃校再生プロジェクトNPOはじまりの学校)内にあるサテライトオフィスを借りました。全国の熱中小学校プロジェクトを統括している一般社団法人熱中学園は、弊社社長が理事を務めており、ご縁で今回のワーケーションに至りました。

ワークに取り組む場ではありますが、元々は小学校なので、体育館、理科室、家庭科室など、様々な設備があり、童心に戻ったワクワク感も同時に体験できました。
いつもの職場のビジネス仕様な会議室とは違う環境で取り組む業務は新鮮で、プロジェクトメンバーも思い思いにリラックスしていたように見えました。

“バケーション”への取り組み

次に、ワーケーションのうち「バケーション」についての取り組みをご紹介します。

今回は最初に記載した通り、「仕事主体」のワーケーションであったため、また、期間も2泊3日と短めであったため、余暇として過ごす時間はそれほど多くはありませんでした。

それでも、朝はウォーキング、夜は温泉と、普段とは異なるとてもヘルシーな環境で過ごすことができました。特に朝のウォーキングは12月の山形ということで冷え込みもありましたが、風がないせいか体感としての寒さは心地よいもので、朝霧の中、小高い山を登ったりし、身も心もシャッキリ目覚める効果がありました。そして、その後の朝食は大変美味しくいただくことができました。
日中も昼休憩などでは、借りていたサテライトオフィス周辺を散策してカフェに行ってみたり、業務時間終了後は、個人個人で近隣を楽しんだり、各自リフレッシュできたのではないかと思います。

また、今回は地元との交流もワーケーション中のプログラムとして取り入れました。
ワーケーション先の高畠町には、弊社及び関連会社であるパワープレイスが携わった施設がいくつか所在しています。社内の他部門・他部署の行った事業について理解を深める絶好の機会と捉え、それらの施設へ訪問・見学をさせていただきました。

高畠町で農業を営む、株式会社おきたま興農舎様から講師をお迎えしてお米についての勉強会も設けました。知らない土地の歴史や食文化に触れたり、地元の方と交流したり、そうした旅の醍醐味をワーケーションでも存分に味わうことができました。

高畠町にて訪問した施設のご紹介

高畠町立図書館

弊社及びパワープレイスにて建築設計や図書館システムを担当させていただいた図書館です。中に入った瞬間、杉材が視覚にも嗅覚にも存在感を訴えてきました。自然光が気持ちよく、何時間でも滞在したくなるような空間で、こんな図書館が身近にあったら毎日通いたくなります。

高畠町立屋内遊戯場「もっくる」

こちらも弊社及びパワープレイスにて担当させていただいた施設です。図書館と同様に杉材が圧巻で、特に子供たちは裸足で過ごすことが多いと思いますので、肌感覚としても非常に優しい環境でした。子供たちが喜びそうな段差や仕掛けが随所にあり、普段子供たちが駆け回る様子が目に浮かぶようでした。

株式会社おきたま興農舎様によるお米の勉強会

高畠町で有機農業としてお米や野菜を作っていらっしゃる農家の方に、お米のでき方や玄米の美味しい炊き方などのレクチャーを受けました。
普段料理をするメンバーもしないメンバーも一緒に、レクチャー後は実際にお米を土鍋で炊き、朝採れの野菜でお味噌汁を出汁から作り、滋味あふれる食事をいただきました。
改めて、口にする食材の大切さや自身の健康について思いを馳せた時間でした。
この勉強会に参加することで、より一層お米の産地に興味を持ち、野菜もひとつひとつ作り手の思いがあるのだなと、スーパーで食材を選ぶ際にも選び方が変わってきたように思います。

以上が、弊社で取り組んだワーケーションについてのご紹介となります。

ワーケーションの成果

成果として、狙いの1つめであったワークとしてのプロジェクト業務については、ワーケーション期間中にひとつの形にすることができました。

ワーケーションから通常業務に戻ってきてからも少しブラシュアップを続けていますが、大きな骨組みを短時間で作ることができたのは、いつもと違う自然豊かな環境でリラックスしながらメンバー間で積極的な意見交換をした成果だと思います。
業務時間だけでなく、食事の席でふとアイディアを話したりできることも、ワーケーションにてまとまった時間をメンバーが一緒に過ごすことの効果も感じました。

実際に参加したメンバーからも、「メンバーの個性を知ることができた」「チームビルディングに効果的だった」「普段と違う角度から物事を考えることができた」という意見が聞かれました。こうした人間関係の構築や強化に、リアルコミュニケーションの有効性を改めて実感しました。
一方で、プロジェクト業務以外での個人業務を実施する場合は、社内外の人とオンライン会議をするケースもありました。昨年のワーケーションの経験から、今回は、プロジェクト業務を執り行う部屋とは別にスペースを借り、静かな環境でオンライン会議を実施したいメンバーはそのスペースを利用するという工夫も行いました。

狙いの2つめであったヘルスケアワーケーションについては、実証実験としてのデータ分析については、ご協力をいただいている東北医科薬科大学の住友和弘准教授にて進捗しています。
参加メンバーから社内で聞き取りをした範囲では、ストレス軽減に役立ったという意見が多く、温泉や食事をそれぞれ楽しんだようです。朝のウォーキングの取り組みが運動不足の解消に役立ったという意見もありました。

今回は職場メンバーで取り組んだ仕事主体のワーケーションでしたが、私自身、今度は個人で余暇主体のワーケーションもしてみたい、と思いました。
遠方へ出かけることに制約が多いご時世ですが、タイミングや対策を考慮しながら、新しい景色に触れてみることは、心身リフレッシュになるのではないでしょうか?
まだワーケーションを実施されたことない方は、ぜひ一度トライされることをお勧めいたします!

執筆:ネットワークビジネス推進事業部 深川

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