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【調査レポート】 食品企業における食品トレーサビリティへの対応状況

2022/12/20 [食品,調査レポート]

内田洋行では、食品メーカーの工場で品質管理または生産管理に携わっている方を対象に、食品トレーサビリティへの対応や課題、ITの活用状況について、アンケート調査を実施しました。

[概要]

  • 食品トレーサビリティの記録は、“出荷”と“品質検査”の方が“入荷”と“製造工程”よりも電子化が進んでいる。年商が高いほど電子化傾向は高い。
  • 食品トレーサビリティの取り組み効果は、トラブル発生時のほか品質向上にも貢献している。
  • 食品トレーサビリティの課題は、電子化、IT化が上位を占める。製品回収頻度が高い企業は「入荷・出荷記録保存の効率化」がトップとなった。
  • 食品トレーサビリティにおいて約5割の企業がITを導入。年商500億円以上の企業の5割は活用できているが、50億円未満の企業では2割程度に止まる。
  • 食品トレーサビリティにおいてITを活かしたいのは「製造工程記録の電子化」がトップ。ITを導入・活用している企業の半数以上は今後「従業員教育」に活用したいと回答。
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主な調査項目

・食品トレーサビリティの記録
・最もミスを防ぎたい項目
・製品回収の頻度
・食品トレーサビリティの取り組み効果
・食品トレーサビリティの課題
・ITの活用状況
・ITを活用できていない理由
・ITを活用したい内容
・食品トレーサビリティで工夫している取り組み

調査概要

調査対象:食品メーカーの工場で品質管理部門または生産管理部門に携わっている人
調査時期:2022年9月28日〜2022年10月3日 [6日間]
調査地域:全国(日本)
調査方法:インターネット定量調査
有効回答者数:600人(年商50億円未満300人、年商50億円以上300人)
調査主体:株式会社内田洋行 経営企画統括部事業企画部
調査機関:株式会社パワー・インタラクティブ

調査結果のサマリー

1.回答者の属性は、年商50億円未満が半数、業種は「パン・菓子製品業」が最多

グラフ:年商

2.「主に書類で保存」しているのは入荷と製造工程の記録

入荷の記録と製造工程の記録は、「主に書類として保存している」が約5割を占め、主流になっている。一方、出荷の記録と品質検査の記録は、「主に書類として保存している」は3割台に止まり、「主に電子データとして保存している」が2.5割を超えてきている。

グラフ:食品トレーサビリティの記録

食品トレーサビリティの記録をどのように管理していますか?(n=600)

3.食品トレーサビリティの課題は「電子データや電子帳票化への移行」がトップ

次いで「トレーサビリティのシステム化・IT活用による効率化」が続き、電子化・IT化が上位を占める。

グラフ:食品トレーサビリティの課題

4.食品トレーサビリティにおいて半数がITを導入済み。「導入していないが、今後導入する予定」も約2割が回答

グラフ:システムやITの活用状況

食品トレーサビリティへのシステムやITの活用状況を教えてください(n=600)

5.今後トレーサビリティで ITを活用したいのは「製造工程記録の電子化」が5割

グラフ:システムやITを活用したい内容

今後食品トレーサビリティにおいてシステムやITを活用したい内容を教えてください [複数回答](n=600)

本記事の調査レポート(完全版)は、こちらよりダウンロードいただけます

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