経営主体 | 社会福祉法人 ライフ・タイ厶・福島 |
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理事長 | 三瓶 松太郎 様 |
事務局長 | 森 重勝 様 |
サービス | 特別養護老人ホー厶/ショートステイ/デイサービス/訪問介護/定期巡回・随時対応型訪問介護看護/夜間対応型訪問介護/居宅介護支援/地域包括支援センター |
所在地 | 〒960-1241 福島市松川町字産子内1番地の1 |
URL | http://www.life-time-fukushima.jp |
絆Core 介護情報タブレット
システム導入事例
社会福祉法人 ライフ・タイム・福島 様
システム導入事例
クラウド化で生産性と職員の満足度を向上
サービス | 特別養護老人ホー厶/ショートステイ/デイサービス/訪問介護/定期巡回・随時対応型訪問介護看護/夜間対応型訪問介護/居宅介護支援/地域包括支援センター |
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所在地 | 福島県松川市 |
導入システム | 高齢者介護システム 絆Core 絆Core 介護情報タブレットシステム |
社会福祉法人ライフ・タイム・福島様は1990年に設立。福島市の松川、伏拝、吉井田の3拠点で特別養護老人ホー厶、訪問介護看護、グループホー厶、小規模多機能型居宅介護など多事業を展開しています。2000年より「絆 高齢者介護システ厶」を導入。ICTを活用した働き方改革に積極的に取り組み、2020年には「絆Core」へ移行し、タブレットも導入。業務の効率化を実現し、職員の満足度向上や入居者サービスの充実につながっています。今回は、松川地区の特別養護老人ホーム ロング・ライフを訪問し、「絆Core」の利用実態や導入効果について伺いました。
課題&導入効果
- 課題
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- ・介護内容を複数の書類に転記していたため転記ミスや記入漏れが発生。
- ・記録業務が負担。
- ・月末は月報の作成のため残業が発生。
- ・記入項目や記入内容が人によってばらばら。
- ・訪問介護・看護の記録は事務所に戻ってから行っていたため記入忘れも発生していた。
- 導入効果
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- ・介護内容をその場でタブレットに入力でき、転記が不要に。
- ・音声入力で入力時間が短縮。
- ・月報の作成が不要に。
- ・タブレットの書式に記入するため記入内容や書式が統一された。
- ・移動中に介護記録が記入できるようになり、事後作業が不要に。記入忘れもなくなった。
- 活用メリット
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- 記録にかかる時間が、1人あたり170分/月減少。
- 職員の肉体的・精神的負担が軽減。
- 業務時間短縮により利用者サービスが充実。
- ICT導入で職員にゆとりが生まれ、採用面にも効果。
導入の背景
介護保険法施行と同時に「絆 高齢者介護システ厶」を導入
――2000年に「絆 高齢者介護システ厶」を導入されたそうですが、導入のきっかけは?
私が事務局長に就任した2001年には既に「絆 高齢者介護システ厶」が導入されていました。
私は以前銀行でシステ厶を管理していましたので、他社製品とも比較しシステ厶を見直しましたが、やっぱり絆がいいねと。
製品カタログをPDFでダウンロード
――2020年に「絆Core」に移行され、タブレットも導入されています。
タブレット導入にあたっては、まず業務の棚卸を行い、「介護職員にしかできない業務」「ICTで省力化できる業務」「資格がなくてもできる業務」に分類しました。ICTで省力化できる業務については積極的にICTを導入し省力化を行いました。
リーフレットをPDFでダウンロード
導入効果
タブレット導入で転記の手間、ミス、漏れが解消
記録にかかる時間が1人あたり170分/月減少
――タブレットを導入したことで、どのような効果がありましたか?
まず、介護の記録をその場でタブレットに入力できるようになり、記入の二度手間、転記ミス、記入漏れがなくなりました。月報は、タブレットに日々の記録を入力したものが集約されるので、わざわざ作成する必要がなくなりました。また、記録は音声入力もできるため、一人あたりの記録時間がパソコン入力と比べ約35秒短縮。25人分の記録の場合、約15分の短縮となります。トータルで、記録に要する時間が1力月1人あたり170分削減されました。業務の負担が軽減したことで、利用者様やそのご家族との会話が増えるなどの効果も感じています。
訪問介護看護の記録がその場ででき請求書や申請書の作成も容易に
――現場で使用されてみていかがでしょうか。
私はケアマネージャーをしていますが、利用者様のケア計画書の作成や介護実績の集計、請求書の作成を行う際に絆を利用しています。絆のデータは Excel に書き出すことができるので、個別の書類を作成する際に大変便利です。
以前は別の事業所で勤務し、他メーカーのシステ厶を使っていましたが、絆のユーザーインターフェースはとても分かりやすく、すぐに使い慣れることができました。タブレットは訪問介護の際、外に持ち出して移動時間の合間に今訪問した方の介護記録を入力できるので、事務所に戻ってからの入力作業が不要になり、大変助かっています。介護支援記録は、ケアプラン作成の根拠となる重要な情報なので、その点からも、その場ですぐに入力できることは重要です。
今後の展開
クラウドによる拠点間データの連携、
各種センサーとの連携も検討中
――今後はどのような展開を考えておられますか?
働き方改革や業務改善に関することであれば、職員からの提案・要望は全面的に採用してきました。ICTの導入は、BCPの観点からも重要と考えていますので、今後も積極的に進めていく考えです。
今年(2023年)の8月には松川、伏拝、吉井田3拠点のデータをクラウドで連携する予定です。
拠点間のデータが連携できれば、一人の利用者様が、複数の施設で異なるサービスを利用した際も、その情報がすべて集約できるのでとても便利になります。また、ケアマネージャーが法人内で異動した場合も、前の情報をそのまま利用できるのは非常にありがたいですね。
現在、眠りSCAN (パラマウントベッド)やセンサーマット、ナースコールと絆との連動も検討しています。
これが実現すれば、睡眠中の利用者様の様子が把握でき、夜間の見回りの省力化が図れますが、利用者様のニーズや緊急事態の体制等も含め、検討中です。
ICTの利便性は大いに利用するペきですが、任せきりではなく、人間にしかできないケアは大切にしていきたい。
今後も地域密着をコンセプトに、地域の人たちが安心して暮らせるサービスを提供していく考えです。
- 多職種協働で利用者の状態を総合的にとらえる事
- 経過を観察し体調悪化の徴候をとらえる事(体調悪化を予測する)
- 対応後(ケア実施後)の経過を観察する事