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【内田洋行ITフェア2015in東京】 「成長」「革新」を支える富士通の最新クラウド ~クラウドサービス「K5」~

2016/1/22 [クラウド,セミナーレポート]

企業の「成長」と「革新」に向けて、ICTの利活用は大きな鍵。経営環境が激しく変化するデジタルビジネス時代への迅速な対応を可能にする、富士通デジタルビジネス・プラットフォームの概要、その核となる新たなクラウドの利活用ポイントを富士通自身の実践事例とともにご紹介します。

目次

  • ICTによるビジネス革新が行われた3つの事例
  • エコシステムを拡げるための取り組みと事例
  • 富士通が考えるデジタルビジネス・プラットフォームとは
  • OpenStack を活用したクラウドサービス「K5」
  • 社内実践として5 年かけて社内システムを次世代クラウド基盤へと全面移行

内田洋行ITフェア2015 in 東京にて

富士通株式会社
統合商品戦略本部クラウドイニシアティブセンター センター長
杜若 尚志 氏

1965年京都生まれ。同志社大学卒業後、富士通株式会社に入社。メインフレーム GS/Mシリーズ、基幹IAサーバPRIMEQUESTなど、サーバの販売推進を担当。2013年から、クラウド/モバイル/ビッグデータ/セキュリティへの 取組みを、Initiative(イニシアティブ)としてまとめ推進。2015年6月から現職に就く。

ここでは富士通の開発する新しいクラウドサービス「K5」とデジタルビジネス・プラットフォームの取り組みについてご紹介します。

最初に、デジタル革新に取り組んでいただいているお客さまの事例と、富士通が協働で進めている分野などを紹介します。次に情報システム部門の方々が抱えている問題や課題、現状についても触れながら、それらを解決していくために我々が提供するデジタルビジネス・プラットフォームとその中核にあるクラウドサービス「K5」について紹介します。

情報システムは30年ほど前から、ビジネスの効率化を目指すために導入され、その後、企業内で様々なコラボレーションを起こす情報共有に使用するなどいろいろ変遷を経てきたわけですが、現在はICTを使ってビジネスそのものを強固にしていこうといった取り組みがなされています。

どのように取り組まれているかと言えば、現状のビジネスをより良くし、収益性を上げるというのが1点目。2点目は新規事業やビジネスを生み出す。3点目は業種の枠組みを超えて横連携しながら複数のお客さま同士を結んでエコシステムを創出していくということ。これらをデジタル革新と捉えています。

ICTによるビジネス革新が行われた3つの事例

滋賀県にあるオムロン様の草津工場の事例では、ICTを活用し、ものづくりの現場を見える化しました。工場のラインが一時的に停止する状態を業界用語で「チョコ停」と言いますが、システムでそれを見えるようにしたことで、改善ポイントを見極める効率が30%向上し、生産性が6倍向上したという効果を出しています。

新たなビジネスを生み出す事例としては、パシフィックリーグマーケティング様の事例があります。

パ・リーグを盛り上げるために設立された会社ですが、「パ・リーグTV」というサービスでは、試合をインターネットで配信し、ある選手や場面に着眼し、日本ハムの大谷翔平選手の160kmを投げたあの場面が見たいというように、お客さまが見たいものに手が届くようにタグ情報を駆使するなどし、エンターテインメントの度合いを上げています。

業種の枠組みを超えた横連携では、トヨタ自動車様と水素ステーション設置のコラボレーション事例があります。トヨタ自動車様のミライという水素で走る燃料電池自動車向けに、トヨタ自動車様と富士通の位置情報システムというクラウドサービスを掛け合わせて、水素ステーションの位置などをドライバーに提供するといった共創を行っています。

エコシステムを拡げるための取り組みと事例

ICTを使ってお客さまと共にデジタル革新を進めている主な分野は以下の8つがあります。

デジタル革新に向けたお客様との取り組み

業界横断する取り組み事例としては以下の3つがあります。

業界横断での取り組み事例

これらの多彩な分野でみなさまと協業することで、エコシステムを拡げていこうとしています。

富士通が考えるデジタルビジネス・プラットフォームとは

日本ではいわゆる業務システムやITインフラへといった守りのITと言われる投資が多いのに対し、欧米ではバックオフィスと呼ばれる変化に対応できる業務システム(SoR/Systems of Record)や、デジタルイノベーションのためのシステム(SoE/Systems of Engagement)、デジタルビジネス・プラットフォームといった攻めのITと呼ばれる投資が進んでいます。これからはSoEとSoRの2つのシステムを取り扱い、もともと効率化を目指していた情報システムを同居させながら、ビジネスに貢献させることが非常に重要になっていくと考えています。

デジタルビジネス・プラットフォームでは何ができなければいけないかというと、具体的には以下の図にあるようなものを定義しています。

富士通の次世代クラウド基盤 デジタルビジネス・プラットフォーム

クラウドをベースにモバイル、ビッグデータ、IoT、AIと呼ばれる人工知能、こういったものを兼ね備え、デジタル革新に必要なものを状況に応じて使っていくという考え方です。9月12日にMetaArc(メタアーク)という商品群で最先端ICTの商品・サービスとアライアンス商品をワンストップで提供し、ヒト・モノ・情報を組織、企業、業界の枠を“超えてつなぐ”デジタル革新をお客さまと共に実現することを目指しています。

富士通の次世代クラウド基盤 デジタルビジネス・プラットフォーム

OpenStackを活用したクラウドサービス「K5」

MetaArcと並んで提供を開始したのがクラウドサービス「K5」です。いわゆるOpenStackをベースに、様々なオープン技術を富士通なりに組み合わせ、我々が30年間お客さまのビジネスを支え続けてきたノウハウをいろいろな形で埋め込んでいます。

IaaSと呼ばれるインフラの部分、PaaSでは我々の知見をサービスとして使えるようにしているのが大きな特徴で、差異化ポイントは以下のとおりです。

  • 1.ハイブリッドニーズにこたえる安心安全な4+1のモデルを提供
  • 2.お客様と培ったSEのナレッジを搭載したPaaS
  • 3.社内実践で磨きあげたサービスを継続的に提供

安心安全な4+1のモデルとは、パブリッククラウド、バーチャルプライベートホステッド、クラウドの専有区画の提供とそれをお客さまの手元に置いて我々が遠隔から運用する4つの形態を提供すること。そこにお客さま自身で運用するプロダクト販売を加えた4+1という形で提供し、お客さまのニーズにあわせた様々な使い方に対応できるようにしています。

さらに日本と海外をあわせてマルチリージョン化し、セキュリティやバックアップもお客さまが考慮せず簡単にできる仕組みを埋め込んでいます。アベイラビリティゾーンも複数用意することで、我々の技術を様々な面で活用できるようにしています。

「K5」はOpenStackを活用した大規模商用サービスとしては世界初といえるもので、セキュリティ、信頼性、性能の面でも誇れるものになっています。マルチクラウドインテグレーションとして、他のクラウドサービスとシームレスにつなげる点も重視しています。

社内実践として5年かけて社内システムを次世代クラウド基盤へと全面移行

社内実践で磨きあげたサービスを継続的に提供するため、国内外グループすべての社内システムを今年から5年かけて次世代クラウド基盤へと全面移行する予定です。国内外で約640システムがあり、サーバ数も13,000台にのぼりますが、5年間で約35億円のTCO削減ができると見込んでいます。

 

現在、約20システムの移行が始まり、予算管理システムは9月から本番稼働しています。運用工数の30%削減やVM数を半減できるといったことも実践値でわかってきました。今年度中に350のサーバで社内システムを展開し、関係会社も含めた20部署で利用します。

さらに、富士通グループの富士通マーケティングでは、K5にいろいろな形で運用サービスを付加し、「AZCLOUD IaaS Type-K」としてご提供します。

お客さまのデジタル革新を実現するために、富士通ではMetaArcという商品群でお客さまをサポートし、その中核としてK5を進めていきますので、今後も注目していただきたいと考えています。

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