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【内田洋行ITフェア2019in東京】 人が働く時代からシステムに働いてもらう時代へ 〜スーパーカクテルのロードマップご紹介〜

2020/1/30 [ERP,セミナーレポート]

今や、人が働く時代からシステムに働いてもらう時代です。生産年齢人口減少が大きな企業課題となる中、社内や企業間取引における生産性向上への取組みは、避けては通れないものとなってきています。本セミナーでは、「スーパーカクテルCore(基幹業務システム)」を中核としつつ、成長し続けるビジネスプラットフォームとしての今後の取組みを紹介します。

目次

  • 技術、経済、社会を取り巻く状況
  • ビジネスの根幹となる業務を支える基幹系システム
  • 業務の効率化・高度化を推進する情報系システム

内田洋行ITフェア2019 in 東京にて

株式会社内田洋行
ICTリサーチ&デベロップメントディビジョン
ビジネスソリューション開発部
安部 龍雄

技術、経済、社会を取り巻く状況

これからの時代を、減っていく(衰退する)もの、増えていく(発展する)もので見てみましょう。

技術面では、ハードウエア、IT人材は減っていく。代わりに増えていくのは、クラウド・AI・IoT、移動通信(5G)です。

経済面では、“所有”するという文化、キャッシュ決済はすたれていく。代わりに“利用”やシェアリングが伸びていきます。働き方改革も進んでいきます。

社会面では、生産年齢人口が減少。訪日外国人や高齢者の人口は増えていきます。

これらのトレンドを見ていくと、これからは、テクノロジーを活用して生産性を高める働き方をしなければ生き残れない時代になっていると言えます。

ビジネスの根幹となる業務を支える基幹系システム

(1)基幹系システムとはビジネスの根幹となる業務を支えるシステム

内田洋行では、これまで主に、基幹系システムのビジネスを展開してきました。基幹系システムとは、生産管理、購買管理、販売管理、人事給与管理、財務会計管理といった、企業のビジネスの根幹となる業務を支えるシステムです。

(2)スーパーカクテルシリーズの展開

内田洋行では、スーパーカクテルというブランドで基幹系システムを販売しています。1997年に「スーパーカクテル 販売」をリリースし、以後、次々とシリーズ展開をしてきました。現在、中堅・中小企業のお客様を中心に450業種、5,500を超える企業で導入していただいています。

(3)業種に特化したスーパーカクテルCore

スーパーカクテルシリーズの、スーパーカクテルCoreは、さまざまな業種に特化した基幹系システムです。

スーパーカクテルCore 販売

スーパーカクテルCore 販売」は、見積から受注、出荷、売り上げまでの販売管理業務、売掛から請求、回収、債権管理までの売掛管理業務、発注から入荷、仕入れまでの購買管理業務、買掛、支払い、債務管理までの買掛管理業務、そして在庫業務、これらをすべて連携して統合的に管理することができます。

セミナー資料:スーパーカクテルCore 販売の概要

ITフェア2019講演資料

さらに、在庫業務の物流オプションをリリースしました。これは、ハンディターミナル(読み取り端末)を使って、製品のバーコードを読み取ることで、入荷検品から出荷、棚卸まで、簡単に行うことができるものです。これにより、これまで時間のかかっていた棚卸が大幅に省力化できます。また、ハンディーターミナルで読み取った在庫の情報は購買管理システムと連携しているので、現場の数字の帳簿が異なるといった問題もなくなります。

スーパーカクテルCore FOODs

スーパーカクテルCore FOODs」は、食品業界に特化したシステムです。販売管理、購買管理、在庫管理はもちろん、生産管理と原価管理も網羅しています。原価管理では、原料を変えたらどうなるかなどのシミュレーションもできます。

セミナー資料:スーパーカクテルCore FOODsの概要

ITフェア2019講演資料

賞味期限や店舗・帳合先、預かり管理など、食品業界特有の商慣習に対応しており、また、生い立ち管理、出荷先検索などトレーサビリティにも対応しています。

古いシステムがすでに入っている、一度に入れ替えるのは難しいなど、お客様の事情によって、販売管理、生産管理、原価管理などの、業務単位での導入も可能です。既存システムとの連携や、段階的な導入にも柔軟に対応しています。

スーパーカクテルCore 会計

スーパーカクテルCore 会計」は、一般会計にとどまらない、高度な管理会計機能を標準提供しているシステムです。プロジェクトごとのP/L管理も可能。1つのシステムでグループ会社の情報を一元管理することもできます。仮想の組織の収支をシミュレーションすることもでき、戦略立案や意思決定を支援できるツールです。また、「スーパーカクテルCore販売」と組み合わせることで、購買情報も連携でき、経理セクションの支払い業務の負担を軽減できます。

セミナー資料:スーパーカクテルCore 会計の概要

ITフェア2019講演資料

スーパーカクテルCloudマネージドサービス

スーパーカクテルシリーズは、2016年から、「スーパーカクテルCloudマネージドサービス」を開始しました。これによって、お客様はオンプレミスでサーバーを持つことなく、クラウドでスーパーカクテルを利用することができるようになります。お客様のサーバー管理の負担が不要になり、また、災害時にも強いです。

「スーパーカクテルCloudマネージドサービス」の導入にあたっては、初期費用としてスーパーカクテルの環境構築費がかかります。監視、バックアップ、障害対応、リソース管理、セキュリティ対策といった運用管理サービスは月額となります。

業務の効率化・高度化を推進する情報系システム

(1)情報系システムとは業務の効率化・高度化を推進するシステム

情報系システムとは、業務の効率化・高度化を推進するシステムのことで、データ分析、グループウエア・SNS、スケジュール、メール、文書管理などがあります。

冒頭でも述べたように、昨今、生産年齢人口の減少や働き方改革などの流れの中で、業務の効率化・高度化がますます求められるようになっています。ここに貢献できるのが情報系システムです。

(2)情報系システムがなぜ必要か

・メール送信に1日1時間

ここでクイズです。皆さんが日常使っているビジネスメールは、1日あたり何通送信されているでしょうか。一般社団法人日本ビジネスメール協会「ビジネスメール実態調査2019」によると、平均12通となっています。またメール1通を書くのにかかる時間は約5分。つまりメールの送信のために1日1時間を費やしていることになります。

・情報漏洩の多くはヒューマンエラーが原因

次に、2018年に起こった、個人情報漏洩インシデントに関する調査を見てみましょう。

日本ネットワークセキュリティ協会「2018年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」によると、原因の過半数はヒューマンエラー。漏洩媒体は約3割が紙媒体です。これらは、デジタル化、自動化によって軽減できる可能性があります。

セミナー資料:2018年個人情報漏えいインシデント

ITフェア2019講演資料

・作業的・定型的な業務を縮小し、分析的・創造的な業務を増やす

次のデータは、米国と日本の人材ポートフォリオを比較したものです。作業⇔分析の軸と、定型的⇔創造的という軸で4象限に分け、どの象限で働いているかを表しています。現在、米国も日本も、作業的・定型的な象限に一番多くの人材がいますが、今後はAI・RPAにとってかわられるところです。今後は、分析的・創造的な業務に従事する人材を増やしていかなければ、企業は生き残っていけません。

セミナー資料:日米人材ポートフォリオ比較

ITフェア2019講演資料

・取引先に対する情報配信の現状

取引先に対する情報配信の現状について、当社お客様何社かにヒアリングをしてみました。手作業も含む様々な手段での情報配信が行われております。また、情報配信・管理業務に多くの労力を要しておられます。

セミナー資料:取引先に対する情報配信の現状

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(3)内田洋行のソリューション

・文書の発送、保管、廃棄を自動化する

取引先や協力会社に、文書を送る際、メール、FAX、郵送など複数の手段を使っている企業も多いでしょう。文書を紙で管理していると、保管・廃棄という作業が発生しますし、保管場所も必要です。

配信の業務負担を軽減し、かつヒューマンエラーを起こさないために、現在開発中のスーパーカクテルクラウドの情報系ソリューションを紹介します。

時間・金額的にどれだけの効果があるかを示したのが次の表です。

セミナー資料:シミュレーション FAXで発注書を配信

ITフェア2019講演資料

セミナー資料:シミュレーション メールで発注書を配信

ITフェア2019講演資料

発注書をメールで自動配信することで、時間にして月間13時間、費用は月間約3万円の削減効果を見込むことが可能となります。

このサービスは現在まだ開発中ですが、近いうち製品化を予定しております。

基幹業務を効率化・高度化運用するためには、情報系システムと連携して利用いただけるようにしなければなりません。

内田洋行は、長らく基幹系システムをご提供してきましたが、今後は情報系システムも充実させ、基幹系システムと連携することで、皆様の業務を効率化・高度化し、皆さんの働き方を変えていきたいと考えています。

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