【講演】著名な経済学者からIT企業まで各界の第一人者が登壇
東京大学名誉教授 学習院大学国際社会科学部教授 伊藤元重氏
まずは講演の様子から。今回、特別講演のためにお招きしたのは、テレビ番組のコメンテーターとしても活躍する、東京大学名誉教授、学習院大学国際社会科学部教授の伊藤元重氏。国際経済学を専門とし、長くグローバル経済の現場を見続けてきた経済学者ならではの視点で、デジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性など、経済の展望と今後の企業経営について語りました。
そのほか、「働き方改革」「物流改革」といった大きなテーマから、「クラウド」「RPA」「管理会計」など個別具体的な事例まで、15の講演が行われました。「製造のプロセス全体をデジタル化〜AI/IoT/BIを活用したデジタル化で工場が変わる、経営が変わる〜」と題した講演では、「IoTニュース」代表の小泉耕二氏がモデレーターを務め、ウイングアーク1st営業カスタマーサクセス本部製造企画営業部部長の荏原光誠氏、富士通のシニアエバンジェリスト・及川洋光氏、内田洋行ビル事業推進部部長の山本哲之がそれぞれ製造現場の事例を紹介。
また、「働き方改革×グループウェア」をテーマとしたセミナー「Microsoft TeamsとPower Platformで広がるOffice365の活用」では、内田洋行ネットワークビジネス推進部の太田浩史がOffice365の活用方法をレクチャー。事前予約制で行われた各種講演に、多数の参加者が耳を傾けました。
【展示】6エリア・46ブースで最先端のICTソリューションを展示
そして、講演の合間におおいに賑わったのは、46ものブースが設けられた展示会場。今回は「スーパーカクテル」「食品・物流ソリューション」「基幹システム・連携システム」「先端ICT」「会議・コミュニケーション」「福祉」の6つのエリアに分けて、ICT関連企業の製品が紹介されました。それぞれのエリアごとにその内容をご紹介します。
〈会議・コミュニケーションエリア〉
最後にご紹介するのが、今回、会場内でもひときわ目を引いたこちらのエリア。内田洋行の会議室予約・運用システム「SmartRooms」をはじめとする会議関連のソリューションが立体的なブースに集められていました。
「SmartRooms」と連動する「会議改善診断サービス」は、会議状況を見える化し、会議運営の効率化と、生産性向上を実現する新サービスです。会議の参加人数や利用時間といった会議のデータとグループウェア、施設利用状況など様々なデータを組み合わせて分析することで、改善を支援するサービスです。
富士ソフトの無人受付機「moreReception(モアレセプション)」のデモンストレーションも行われました。担当者の呼び出しやQRコードによる来場受付手続き、ICカードの発券などを無人で行えるため、オフィス移転などを機に導入いただくことが多いそうです。
また、今年9月に出荷開始されたばかりのマイクロソフトの新製品「Surface Hub 2S」には常に人だかりが。4K+の50インチマルチタッチディスプレイを採用し、複数人による同時書き込みやグループチャットもできる、新しい会議のスタイルを象徴する製品に多くの来場者が注目していました。
東西で3,200名以上の申込・来場者が集った2019年のITフェア
休憩会場内では、内田洋行の食品業のお客様の提供による美味しそうなお菓子・飲み物のほか、淹れたてのコーヒーなども振る舞われ、どの時間帯も多くの来場者の姿が見られました。それぞれの休憩テーブルでは、これからの企業のあり方や、ICTの活用方法が語られたことでしょう。
スーパーカクテルユーザー様の製品(お菓子・飲み物)のご紹介コーナーはとても好評のため、毎年恒例になりつつあるそうです。
講演・セミナーや展示ブースの内容は毎年変化があり、出展社からは具体的な提案として展示され、参加者の熱量や知識はさらに高まります。1日をとおして、テーマとして掲げた「デジタルビジネス時代の変化」の潮流を肌で感じられる機会となりました。内田洋行は、グループビジョン「情報の価値化と知の協創をデザインする」を掲げ、これからもデジタルビジネス時代におけるさまざまな分野の発展に貢献していきます。