無線で使用している電波は、アンテナから発信されアンテナで受信します。パソコンのwifiなども同じような電波を使用しています。アンテナは、地上から高いところに設置した方がより遠くに飛び、より遠くからの電波を受信することができます。
パソコンなどの技術の進歩は非常に早いものです。機械的にも、ソフトでも、新しい技術がどんどん出てきています。
みなさんの工場の製造技術についても、いまできない事もできるようになっているかもしれません。いまは発見できない異物も、技術の進歩で発見できるようになっているかもしれません。あなたが悩んでいるクレーム、生産性について、新しい技術で解決できるかもしれないのです。
そのためには、常に問題点を感じている事が大切です。
常に、数値を確認し、進歩したいと思うことが大切なのです。
あなたの会社は情報を発信していますか。高いアンテナは、情報を収集できるだけでなく、情報を発信することもできます。情報は、発信しているところに集まると信じています。
キーワードを設定しパソコンを活用すれば、簡単に情報を集める事ができます。
しかし、関連キーワードだけでは気がつかないアイデア、新しい売り方、新商品については思いつかない物です。時間がかかっても、自分自身で新聞、業界紙、一般の雑誌などには定期的に目を通すべきです。
目を通し疑問に思った時には、直接記事を書いた記者に問い合わせを行うことが必要です。記事には書かれていない事が本当に役に立つ情報かもしれません。
お客様がこうなったらもっといいのにと思っている暗黙知を顕在化させるのが、本来の品質管理業務、開発業務だと私は信じています。お客様の暗黙知は、自分自身で毎日食べ続け、使用し続け、発信し、コミュニケーションを行うことで気がつく事が必ずあるはずです。
工場の机に座っているだけでは、お客様の暗黙知に気がつく事は決してできないのです。
項目 | 内容 |
---|---|
1.新聞、業界紙 | 毎日の新聞、業界紙、業界雑誌などの情報を集めているか |
2.ネット情報 | ネット上の情報を集めているか |
3.自社のネット評判 | SNSの書き込みなどを検索し、確認しているか |
4.展示会 | 関連する展示会などで情報を集めているか |
5.ネットでの発信 | ネットを活用して、新商品情報などを発信しているか |
出典:図解 飲食店の衛生管理
・アンテナを高く 〜最新の情報を集め、活用しているか〜
・ICチップカードの利用について 〜入場していい作業場かどうか〜
・食堂もキャッシュレスに。食品工場内のICカードの利用のすすめ
食品安全教育研究所 代表 1958年1月北海道生まれ。帯広畜産大学を卒業後、農場から食卓までの品質管理を実践中。これまでに経験した品質管理業務は、養鶏場、食肉処理場、ハムソーセージ工場、餃子・シュウマイ工場、コンビニエンスストア向け総菜工場、玉子加工品工場、配送流通センター、スーパーマーケット厨房衛生管理など多数。毎年100箇所以上の食品工場点検、教育を行っている。 |
食品業の経営者・マネージャーの皆さまへ