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【食品工場長向けコラム】 虫対策の必要性

2021/2/4 [食品,コラム]

今回の食品工場長向けコラムは「虫対策の必要性」と題して、工場に飛来する飛翔昆虫を見える化することの重要性、および防虫対策のポイントについてまとめました。

目次

  • 毎日確認している数字は何か
  • 飛翔昆虫は何故工場に寄ってくるのか

毎日確認している数字は何か

あなたが出勤してきて直ぐに確認する数字は何になりますか。

昨日の売上、人件費、人時生産性、不安全行為、クレーム等の多くの数字を確認していると思います。

毎日数字を確認し、数字を変化させるための指示を与えることが、組織の責任者の本来の仕事になります。

決して、割り算かけ算などで数字を出すことが仕事では無く、目の前にある数字を変化させるためにどうしたらいいかを考え、指示、指導することが出来るかどうかということです。

「この数字の事は君に任せた」と責任者が逃げては、ならないのです。

自分で数字を変化させるためにどうしたらいいかが解らない場合は、専門家の書籍などを読んで、24時間×365日、風呂に入っていても、テニスをしていても考え続けるのが責任者本来の姿だと、私は思っています。

毎日、出社し、パソコンを立ち上げると、売上などの数字が直ぐに確認できる事が理想です。もちろん、昨年比などの比較が出来る事が必要です。

毎日確認出来る数値の中に、包装室、包装室と隣接する作業場の飛翔昆虫の捕獲数は把握出来ていますか。

特に飛翔昆虫の数値は、月に一回の捕獲数しか把握していない工場がほとんどだと思います。もしくは、お客様クレームが発生してから捕虫器を確認したら、多くの大型蠅が捕獲されていたことに気がつく場合もあると思います。

毎日の数値の変化を把握し、対策を立てることが大切です。

捕虫器では自動で捕獲した数値が把握でき、パソコンに転送出来る物が出てきています。

冷蔵庫の温度異常なども、温度計を確認する従業員が気づくのでは無く、自動でアラームが出る物がお勧めになります。

飛翔昆虫は何故工場に寄ってくるのか

あなたの工場に、ユスリカなどの飛翔昆虫が何故寄ってくるか考えた事がありますか。

飛翔昆虫の多くは、330nm〜370nmの人間の目には見えない紫外線を目指して、寄ってきます。すなわち、虫が好む波長を出さなければ、虫はよって来ないことになります。いままでも、入荷場の蛍光灯は黄色い物、虫の好む波長を出さない蛍光灯の使用、光が漏れる窓にはフイルムを貼るなどの対策をしてきたと思います。

みなさんの工場は、本当に飛翔昆虫が好む波長を出していないか、確認したことがありますか。

日が落ちて、真っ暗になったときに、工場中の照明を点灯します。

このとき大切なのは、ボイラー室、玄関などのドアは開けたままにします。

すなわち、従業員が出入りする状態、ボイラー室などを点検する状態、ドックシェルターを開けた状態でも、確認することが必要です。

防虫業者に、330nm〜370nmの光を撮ることができる「虫カメラ」で、工場周辺360℃写真を撮ってもらい、虫が好む光が漏れていないかを確認します。

もし、虫カメラで光が漏れていることが確認出来れば、窓にフイルムを貼る、照明をLEDに変更するなどの確認が必要です。

対策した後に、再度、虫カメラでの再確認を忘れない事が大切です。

この点検は、年に一回程度行い、光が漏れていないことを確認されることをお勧めします。

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食品安全教育研究所 代表
河岸 宏和 氏

1958年1月北海道生まれ。帯広畜産大学を卒業後、農場から食卓までの品質管理を実践中。これまでに経験した品質管理業務は、養鶏場、食肉処理場、ハムソーセージ工場、餃子・シュウマイ工場、コンビニエンスストア向け総菜工場、玉子加工品工場、配送流通センター、スーパーマーケット厨房衛生管理など多数。毎年100箇所以上の食品工場点検、教育を行っている。
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